
環境に配慮したATWBの運用
eco-ATWBは、蒸発冷却モードとドライ冷却モードの両方で運転効率を高めることにより、水とエネルギーの消費量を大幅に削減します。eco-ATWBのEllipti-fin Coil冷却コイルは、クロスクール™内部チューブ強化機能が追加され、コイルの内部熱伝達率を高めてユニットの冷却能力を向上させました。eco-ATWBは、すべてのEVAPCO製品の中で最も多くのモデルとボックスサイズを提供し、IBC準拠の構造とCTI認定の性能で設計されています。
- 乾球切り替え温度の大幅な上昇により節水されます。
- 容量は117〜50,716 MBHの範囲で用意しています。
- 米国国際基準IBC(International Building Code)に準拠しています。
- 米国冷却技術研究所CTI(Cooling Technology Institute)による熱性能認証を受けています。
- 世界最高水準の火災予防規格「FM規格」認証を受けています。
ドライモード
- 設定した温度の基準を超えるまでドライモード動作を維持します。
- ドライモード中は水を使用しないため、白煙の発生を無くします。
- ドライモード運転により、年間数十万円分の水使用量と水処理コストを節約できます。

ドライモードでは、処理された液体が上部コイル接続部からeco-ATWBクーラーに入り、ファンに通電されたフィン付きコイルを循環します。液体の熱は、管壁とフィンを通ってコイルを通過する空気への顕熱伝達によって大気に放散されます。コイル上の最適な空気の流れを促進し熱伝達の高率を最大化するためにフィンが付けられています。空気はファン駆動システムによってフィン付きコイルに引き込まれます。冷却された流体は、下部のコイル接続を介してプロセスに戻ります。ユニットは、設定した温度の基準値を超えるまでドライモードでの運転になります。このモードでは水は使用されないため白煙の発生を大幅に防ぐことができます。
蒸発モード

蒸発モードでは、プロセス流体が上部のコイル接続部からEllipti-fin Coilに入り、フィン付きコイルを循環します。空気は軸流ファンによってコイルの上に上向きに引き込まれ、落下する水を攪拌し熱伝達の効率を向上させます。Ellipti-fin Coilのチューブとフィン壁を通る潜熱伝達により、少量の再循環水が蒸発し、システムから熱が除去されます。冷却された流体は、下部のコイル接続を介してプロセスに戻ります。この運転モードでは、蒸発性能の向上と蒸発冷却の利用による水の出口温度の低下により、ファンのエネルギーを節約できます。
Ellipti-fin Coil
- すべてのEVAPCO製品の中で最も効果的なコイル設計になります。
- 効率が平均25%向上します。
- 楕円形のフィンは表面積と熱伝達を増加させます。
- 耐食性を高めるために溶融亜鉛メッキを使用しています。
ドリフトエリミネーター
- ドリフト率を再循環水率の0.001%未満に制限します。
- レジオネラ菌が蔓延する可能性を制限します。
- 不活性ポリ塩化ビニル(PVC)製
優れた吸気ルーバーとスクリーン設計
- 不活性ポリ塩化ビニル(PVC)製
- 飛沫とタワー内の藻類形成の可能性を最小限に抑える2パス設計になります。
- 簡単に取り外し可能なスチール製フレームを使用しています。
加圧水分配システム
- EVAPCOのEvapJet™ノズルを利用して、均一な配水を実現します。
- ねじ式エンドキャップを備えた腐食のないPVC配水菅に取り付けられています。
- 比類のないほどにスケールを防止します。
水槽セクションのステンレス製対応(オプション)
- SUS304またはSUS316にて利用可能です。
- 支持構造、垂直柱、ルーバーフレーム、プレナムを含む流域領域全体をステンレス製で製作しています。
ケーシング&ファン部のステンレス製対応(オプション)
- タイプ304またはタイプ316にて利用可能です。
- サポート材、ファンカウル、ファンガードを含む上部セクション全体をステンレス製で製作しています。
サウンドリダクション(オプション)
ユニットの側面または上部から発生する音を低減するために、複数の機器オプションを用意しています。
- 超低騒音ファン
- 低騒音ファン
- ウォーターサイレンサー
- Offset Sound Attenuation Walls(防音壁)
メンテナンスアクセサリー(オプション)
日常のメンテナンスを支援する複数の機器オプションを用意しています。
- 外部サービス作業架台
- 下部水槽レベル作業架台
- 背カゴ付き梯子
- ルーバーアクセスドア
- モーター吊り架台
eco-ATWB-H【ハイブリット】密閉型クーリングタワーをご検討の方はお気軽にお問合せください。